この正月に知り合いからチケットをもらったので見に行こうと思ったら、立川は夜遅くの回しかなく、昭島Movixまで行って見てきました。日曜なので観客は15人もいないくらいでけっこう厳しいですね。
監督は周防正行。無声映画の活動弁士を描いたコメディ映画になります。
主人公の成田凌はニセ活動弁士として泥棒の片棒を担いでいるような生活をしていますが、仕事をしくじったことをきっかけに、金を持って逃げ、青木屋という映画館に流れ着きます。そこの館主は渡辺えり子と竹中直人。そこに金を負うかつての仲間も現れてということで、基本的にはドタバタコメディ的な作品です。
ただ、笑いの部分もドラマの部分もどちらもちょっと弱い。面白いし笑える部分のあるんだけど、もっと笑わせてほしかったし、ドラマとしてももう少し先を読ませないような展開があってもいいように思えました。
ただし、役者に関しては主演の成田凌もヒロインの黒島結菜も良かった。
特に成田凌は、今まで見ていたはずなのにあんまり印象がなかったんだけど、活動弁士としての語りもうまかったですし、良い演技だったと思います。黒島結菜は昔の格好をすると本当にきれい。あと、ライバル映画館の娘役が井上真央だといことが最後までわからなかった…。
あと、チャップリンの映画もかかるのかと思ったら、最後までかからずで、やはり権利問題とかで難しかったのかな、と思いました。