最近は音楽に関するアンテナが錆びついているせいか、1stのときは聴き逃していて、2ndになってようやく聴くというケースが多いですが、このRoyal Bloodにいたっては3rdになってようやくちゃんと聴くという有様。
UKチャートの1位もとっているので、今さらこういうバンドですと紹介する必要もないのかもしれませんが、大きな特徴はボーカル&ベースとドラムの二人組みであるということ。
ベースの音を結構歪ませていて、エレキギターのように使っている感じですね。確かDeath from Above 1979がこんな感じだったと思う(歌っているのはドラムでしたけど)。
このベース+ドラムという一見するとマニアックな編成ながら、2曲目の"Oblivion"にしろ、3曲目の"Typhoons"にしろ、非常にキャッチーな曲に仕上げてあるのが、このRoyal Bloodの強みの1つなのでしょう。
また、このような編成だと、どうしてもアルバムを通して聴くと単調になりやすいケースも多いのですが、フック的な部分が各曲に散りばめられていて、飽きさせないようになっています。
特に6曲目の"Limbo"のアウトロとか、"Boilermaker"もベースリフ(?)もいいですね。ハードなようでいて、けっこうキャッチーなメロディもつくれるのも強みと言えるでしょう。