ほんとはミスチルのシングルでも買おうと思ってHMVによったんだけど、試聴したSinger Songer/ばらいろポップがかなりよさげ。ポイントカードも1000円分あったってことで、珍しく邦楽のアルバムを衝動買いしてしまった。
洋楽と比べた邦楽のアルバムの欠点は
1、アレンジがいい加減で芸がない
2、ヴォーカルがへぼい
3、アルバムに捨て曲がありすぎ
4、高い
という4点くらいに集約されると思うけど、このSinger Songer/ばらいろポップは4以外をすべてクリアー。はじめからCocco+くるり(岸田+佐藤)ということで期待もしてはいたけど、期待以上の出来。1曲目のアイルランドっぽいストリングを効かせた”SING A SONG”から疾走感のあるポップナンバー”ロマンチックモード”と続く冒頭。Coccoの歌声を聞かせる”Home"とか”Millions Of Kiss”とか”オアシス”の中盤。そしてさわやかなメロにCoccoの歌声が映える”初花凛々”。特に”初花凛々”は傑作!
こういう大物同士のコラボレーション的なものは中途半端なものが多いんだけど、この作品は完全にくるりの岸田がプロデュースしたCoccoという感じで、ヴォーカルはすべてCoccoだし、曲を書いているのもほとんどCocco。でも、曲にはくるり岸田のセンスが効いてる。歌詞とかをよく聴くと、Coccoっぽいダークさみたいもなくはないんだけど、アルバム全体から受ける印象はとにかくポップ。ここ最近の邦楽の中ではかなりいけてる。
Singer Songer/ばらいろポップ
晩ご飯は豚肉とピーマンともやしの炒め物と冷や奴