スプリング・グルーヴなのかと思ってたけど、つづりを見るとスプリングルーヴなんですね。というわけで、昨日はSpringrooveに行ってきました。
チケットが10500円と高めですが、Kanye WestとLupe Fiascoが出るのならしょうがない。といいつつも、チケット高い分お目当て以外のものも昼から見てきた。
- WISE
日本人のラッパー。可もなく不可もなくという感じ。大して面白くはない。
- Joy Denalane
南アフリカ人とドイツ人のハーフのR&Bシンガー。ふつうにうまいです。ただ、ふつうにうまいだけのR&Bってのは個人的には少し退屈な気も。
これはけっこうよかった。小柄な女性ラッパーですが、サウンド的にもかなり凝ったつくりになっているし、ものすごい早口のラップとパフォーマンスもよかった。ほんとは早口の英語が聞き取れればもっと楽しいんだと思う。
ぜんぜん好きじゃないですけど人気あるんですね。まあ、ヒップホップとか言うよりも矢沢栄吉だし、よさこいソーラン祭りとかに通じるものがあるんだと思う。途中で「俺のダチが2ヶ月前にすっげえ悩みにぶつかって云々」とか話し始めて、”応援歌”を歌い始めたときには、なんかヤンキーにおける「萌え要素」見たいのを感じた。「愛があれば日本の音楽シーンも変えていける」みたいなこと言ってたけど、君らが変えなくていいです。
- Ak'SenT
女性ラッパー。パワフルだけどサウンド的にはちょっと単調。途中でステージに上げられた男性のきょどりっぷりが面白かった!
Lupe Fiasco待ちで横目で聞いていた感じ。個人的にZEEBRAは好きでないんだけど、まあきちんとしたヒップホップになってる。どうしても♪東京生まれ HIPHOP育ち♪って期待しちゃうんだけど。
お目当て第1弾!やっぱかっこよい。ヒップホップアーティストにありがちなバカっぽさが微塵も感じられずパワフルでありながらスマート。曲も改めて名曲ぞろい。"I Gotcha "なんかもアルバムで聴いたときはそんなにぴんとこなかったんだけどかっこよかった!
欲を言えば、DJとの二人編成じゃなくてカニエみたいにコーラスとかストリングスなんかも入れてやって欲しい。特に"Daydreamin' "はシンガーつきならもっとよかったはず。
- AI
酒飲んだりしながら遠目で聴いてた。思ったよりも迫力なかったし、だいたい、こういうR&Bだとよっぽど歌い手にパワーがないとワンパターンに聞こえてしまう。ジャズとかにも感じるけどR&Bもある意味洗練されてるけど、そのぶん袋小路に入っているというか、そんな気が。
- ZIGGY MARLEY
ボブ・マーリーの息子。当然やる音楽はレゲエ。レゲエもフォーマットが決まっちゃってる分、変化がない。途中で飯食いに行った。
ほんとはローリン・ヒルの順番なんだけど、まだ会場に到着してないとかで急遽カニエが先にやることに。編成は前回の来日時と同じで男女のコーラスにストリングス隊(リーダーらしき人は変わってたけど)、そしてすごいスクラッチをするDJ・A-track。
オープニングも前回と同じく"Diamonds from Sierra Leone"から。セットリストも似てたんだけど、やっぱカニエはエンターテイナー。どの曲も超盛り上げてくれました。カニエのパフォーマンス、そして楽曲のよさがなせる業ですね。
おなかいっぱいって感じに楽しめました。
- Ms.Lauryn Hill
で、遅れたローリン・ヒルが登場なんだけど、最初はロングコートに派手なサングラス、もじゃもじゃの頭で野村サチヨみたいだった!さらに体調が相当悪いらしくのどの調子もいまいち。
ただ、それでもローリン・ヒルはそれまでのR&Bシンガーに比べて圧倒的にソウルフル!体調悪くてもAIとかとは比べもんにならない!なんとなくアイドルっぽいイメージもあったんだけど、そんな感じはまったくないほど「ソウル」だった。
ただ、終電がなくなりそうだったんで最後まで見ないで帰る事に。
で、帰ってきたわけだけど京葉線が強風のため新木場でストップ。りんかい線で大崎回って帰ってきました。まあ、新木場まで行ってくれたのが不幸中の幸いだったのかな。