『オールド・ボーイ』、Death Cab For Cutie/you can play these son

 今日は行事の関係で授業がないので久々に映画見に行った。水曜だからテアトル系の映画館行こうとしたけど(テアトル系は水曜男も1000円、ジェンダー・フリー!)、あんま良さそうなのないので、東急の株主優待券買って『オールド・ボーイ』見た。実は『八月のクリスマス』があまりにもつまらないと感じて以来、昨今の韓流ブームにもかかわらず、韓国映画全然見てなくて、今回はえらい久々。
 15年間理由もわからずに監禁されつづけた男の復讐劇ってやつなんだけど、確かにこれはスゴイ復讐劇。今まで描かれた復讐の中でも最高の復讐なんじゃないでしょうか?ちょっとネタばれみたいになっちゃうけど、見ててこの前読んだ佐藤友哉の『フリッカー式』を思い出した。この映画のクライマックスは『フリッカー式』と同じような感覚があって、そしてより強力です。
 この作品は日本の漫画が原作なんだけど、前半はかなり漫画っぽい撮り方。カットとカットの間の省略の仕方が漫画のコマ割りみたいなんですよね。でも、そういった漫画じみた展開をかなりのテンションで展開できるのが今の韓国映画の勢いってやつなんでしょうか?ただ、ちょっとグロいなんかもあるんで、例えば、この作品にカンヌでグランプリをあげたタランティーノの映画が嫌いとかいう人は見ないほうがいいかも。この映画をタランティーノが評価するってのはすごくわかります。
 「傑作」とまでは評価しないけど、パワーのある作品であることは確か。ちなみに女優がかわいいです。

 帰りにHMVに寄って、ROSSOのシングル買おうと思ったんだけど、試聴した限りあんまりピンと来なかった。これなら、2枚で1枚あたり1690円コーナーでLemon Jelly買ったほうがいいんじゃないかとか迷っていたら、Death Cab For Cutie/you can play these songs with chordsにも1690円シールが貼ってあることを発見。結局Lemon Jellyと一緒に買ってしまった。
 Death Cab For Cutieのは初期の音源にB面などをいろいろとつけたものなんですけど、最近のような緻密さはないものの勢いのある楽曲が多く、アップテンポなポップソングを求める人にはいいと思います。初期の頃から一音一音の強さっていうかが感じられて、それはいかにもデスキャブっぽい。
 Death Cab For Cutie/You Can Play These Songs With Chords

晩ご飯は肉がハンバーグのビーフ(?)シチュー