Idlewild / Warnings/Promises

 Amazon.co.ukからIdlewild / Warnings/promisesとI Am Kloot/Gods And Monstersの2枚のCDが届く。UKものは日本のAmazonじゃ高いし、CCCD回避のためにUS盤待ちだったIdlewildの新譜のUS盤発売が8月だと聞いて待ちきれなくなってAmazon.co.ukのほうに注文(日本でも帰るんだけど日本だと高い)。発送から6日くらいで届いたから結構早い。
 それでIdlewildのWarnings/promisesですが、エモ・パンクだった1st、グランジ風だった2nd、そしてエモ・パンク+叙情派だった3rdに比べると、地味といえば地味。今まで音の数が非常に多いバンドだったけど今回はずいぶんと整理されている感じで、人によっては感じただろう「うるささ」みたいなものもない。今作で際だつのは何よりもメロディの良さ。ジャンル的な特徴が消えたせいで、Idlewildが持っていたメロのセンスというのがストレートに響くアルバム。もちろん、今までとは全く別物というわけではなくて、1曲目の始まりとかいたるところにグランジ的なギターがあるし、メロのいい曲は今までのアルバムにもたくさんあったわけですが、今作ではバンドがOasisとかR.E.MとかColdplayとかそういった王道ロックのレベルに到達したような気がする。ジャンルとか流行には関係のない珠玉のアルバムです。ちなみに王道ロックとしてあげたバンドは個人的には少し退屈でそれほど好きじゃないんだけど(Coldplayの一部の曲とOasisの1st以外)、Idlewildの場合はヴォーカルやギターのエモーショナルな部分がそうした退屈さを感じさせないんですよね。
Idlewild / Warnings/Promises