『キングダム・オブ・ヘブン』

 今日は学校が行事の関係で休みだったんで、新宿に『キングダム・オブ・ヘブン』を見に行った。
 十字軍を題材にした映画なんだけど、かなりの大河ドラマを2時間半に短縮してあるので、ドラマ的には少し急ぎすぎで盛り上がりに欠ける。ただ、監督がリドリー・スコットだかあって映像の素晴らしさはさすが。主人公がイスラム側の大群にわずかな手勢でつっこんでいくところを空撮でとっているシーンなんか、さすが金かけているだけあるし、金かけているならCGばっかに頼らずにこういうシーン取れていうお手本みたいなシーン。『ブラックホーク・ダウン』なんかが極端な例だけど、戦闘シーンでありがちな人間ドラマを排除して、戦闘そのものの描写を執拗に撮り続けるリドリー・スコットの撮り方は個人的にとっても評価してます。
 主役のオーランド・ブルームはやや印象薄い。ただ、リドリー・スコットの作品は主役の描写にそれほど思い入れがないようなのも多いんで(これまた『ブラックホーク・ダウン』!『ブレード・ランナー』もルドガー・ハウアーのほうが断然いいし、『グラディエーター』は例外かも)、仕方がないかな。あと、家帰ってきてネットで初めてエルサレムの王がエドワード・ノートンだって気づいた。

晩ご飯はホイコーローと冷や奴