攻殻機動隊にフォークナー?

 この前「ユリイカ」の「攻殻機動隊」特集を立ち読みして、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」のビデオを借りてきたりしているんだけど、その第3話の『ささやかな反乱 ANDROID AND I』見てたらフォークナーのセリフの引用があってびっくり。
 「悲しみは無意味だ。悲しみと無なら、僕は無を選ぶ」ってやつなんだけど、フォークナーの『野生の棕櫚』の「悲しみと無の間にあって俺は悲しみを選ぼう」ってやつが元ネタ。でも、なんで最近では手に入りにくいようなフォークナーの小説が引用されているのかと思ったら、たぶん、この話のモチーフとなっているゴダールの『アルファビル』からの引用なんだと思う。ちょっと調べてみたら、ゴダールは『勝手にしやがれ』でもフォークナーの『野生の棕櫚』のこのセリフを引用しているらしい。でも、実はゴダールの映画って1本も見たことないんです。

晩ご飯はトンカツとキュウイ