『ディア・ウェンディ』

 今日は渋谷に『ディア・ウェンディ』を見に行った。脚本がラース・フォン・トリアーアメリカの銃社会を描いた映画で、全米ライフル協会のスローガン「人を殺すのは人であって銃ではない。」に対する批判といってもいいような内容。
 アメリカの田舎町で、ふとしたことで銃を手にした若者が最後は暴力の大きな渦に巻き込まれるという、非常にありがちなストーリーなんだけど、まずアメリカの田舎町どうしようもなく停滞しきった感じというのがうまく描けている。そして主人公が中心になって結成する銃を愛するダメ若者たちの集まり”ダンディーズ”というのも、またなんかリアルさがある。弱くさえない人間たちが、「銃」という大きな力を手に入れた時のはしゃぎぶりと変な自制や自己正当化みたいなものみたな描写にはけっこう納得させられる。ラストであそこまで大事にしなくてもいいんじゃないか?という思いもあるけど、コロンバイン高校で銃を乱射した高校生の”トレンチコート・マフィア”ととかを思うと、ここまでなっちゃうといのもあながちなくはないのかな?

 そのあとは、HMVでCDをいろいろと見る。去年、detroit7 x Fiction Planeのライブでその二組を食っちゃってた前座Wolf&Cubの日本独自編集のEPが出てた。買おうかな、とも思ったけど、今日はJens Lekman/Oh You're So Silent Jensを買った。 その後はGAPでセーターを購入。
 夜は思わず『忍者ハットリくん・ザ・ムービー』を見ちゃったけど、「子どもたちの中で香取慎吾だけがあんなでかいのか?」という疑問は解消された。ケンイチくん以外はみんな大人なんだね。夢子ちゃんは出てこないし、ケムマキは先生だし。

晩ご飯は寄せ鍋→おじや