ヒップホップの大御所プロデューサー、プリンス・ポールとGorillazなども手がけたダン“ジ・オートメーター"ナカムラが組んだHandsome Boy Modeling Schoolの2ndアルバム。
1stもさまざまなゲストを迎え、ヒップホップの既成概念をぶち破るような傑作アルバムだったけど、今作もすごい!
まず、ゲストがすごい。やたらすごい。
Pharrell Williams、DEL、RZA、DE LA SOUL、BLACK SHEEPのDRES、EL-P、CAGE、LORD FINESSE、HIEROGLYPHICS、CASUAL、GRAND WIZZARD THEODORE、JAZZY JAYといったヒップホップ勢から、MIKE PATTON、LINKIN PARKのチェスターとマイク、THE DEFTONES、MARS VOLTA、CAT POWER、JACK JOHNSON、FRANZ FERDINANDのアレックス・カプラノス、PAULA FRAZER、HALL & OATESのJOHN OATESなども参加。
もはや、なんかのチャリティーアルバムクラス。
そして、もちろん単にゲストが豪華ってだけじゃなくて曲も1stに引き続き、ヒップホップの可能性を極限まで広げたような出来。
例えば、LINKIN PARKのチェスターとマイクが参加した"Rock and Roll (Could Never Hip Hop Like This) Part 2," では、モーツァルトから始まり、いかにもマイク・シノダっぽいラップ、そしていかにもリンキンっぽいロックパートがあって、再びモーツァルトに戻ってくるという荒技。
"Breakdown"ではJACK JOHNSONをゲストに迎え、ソフトで気持いいグルーヴ。MARS VOLTAをゲストに迎えた"A Day In The Life"では尖ったエッジの聴いた感じのサウンド。JOHN OATESとJAMIE CULLUMをゲストに迎えた"Greatest Mistake"では上質の歌ものにヒップホップのリズムを絡ませるといた具合に、とにかく多彩な音楽が楽しめる。
なんかよく書くセリフのような気もするけどふだんヒップホップを聴かない人にも、ぜひオススメな1枚。
White People
Handsome Boy Modeling School
晩ご飯は餃子とトマト