2021年に20年ぶりに活動を再開させた浅井健一とUA、TOKIEと椎野恭一によるバンドAJICOの復帰第二作目のEP。
復活したときもここしばらくの浅井健一に感じてしまう手癖に流れてしまう感じがなくていいと思ったのですが、このEPもそうですね。
表題作の”ラヴの元型”はディスコサウンドっぽい感じですが、浅井健一のギターが入るとちょっと違う感じになって面白いですね。
3曲目の”言葉が主役にならない”はUAのボーカルが冴える曲。
5曲目の”キティ”は浅井健一がメインボーカルで、いかにも浅井健一っぽい曲調ですが、これも最後まで弛緩しない感じでいいですね。
ここしばらくの浅井健一の曲にはルーズさを感じてしまうことが多かったのですが、AJICOだとTOKIEと椎野恭一というリズム隊が非常にタイトで、それが曲を全くルーズにさせないところがいいですね。
TOKIE+椎野恭一がしっかりとバンドのサウンドを締めていると思います。
こうなるとフルアルバムも期待したいですね。