『華氏911』見た

 知り合いから券をもらっちゃったこともあって『華氏911』を見てきた。(券もらわなくても見に行ったけど)。映画としては前半がやや説明的で、ブッシュ家とビン・ラディン一族のつながりや、日本ではあまり報じなかった大統領就任式での混乱など、興味深い面も多いんだけど、映画としては少し退屈なところもあり。ただ、後半のイラクへと派遣された兵士を中心とした部分はマイケル・ムーアの切り込みもさえてるし、テレビでは放送しないような映像も多く使われていて引き込まれる。映画としては『ボウリング・フォー・コロンバイン』の方が優れていると思うけど、日本のTVとかよりはものすごく遙かに見る価値あり。

 そのあと、実家に行くがてら池袋のリブロでルーマン『教育人間論のルーマン』を購入。ルーマンの理論を援用した石戸教嗣の「教育システムのメディアとしての子ども」(『「異界」を生きる少年少女』所収)は教育関係の論文で一番影響を受けたものですが、この本はどうかな?