輸入権についてのパブコメ送ろう!

 洋楽の輸入盤も規制できちゃうという輸入権が含まれている著作権法の改正が行われて4ヶ月ほどたちますが(あのとき署名してくれた人どうもありがと。)、このたびその運用について文化庁パブリック・コメントを募集するそうです。
 パブリック・コメントというのは政策を決めるにあたって、一般の人や利害関係者の意見を広く集まる制度なんだけど、前回、この輸入権創設にあたってのパブコメはほとんど業界の組織票で、「私は地方でレコード屋を営むものですが〜」とかいう書き出しの同じ文章が何通もあるというひどいものでした。
 なので、反対派のこちら側としても特に難しく考える必要はないと思います。今回、輸入禁止が可能な期間として文化庁は4年というクソ長い期間を考えているようなので、それに反対するコメントを送ればいいでしょう。
 ちなみに下のアドレスで4年前(2000年度)のCDの売り上げが見れるけど、シングルはブックオフとかで100円から300円くらいで買えるし、アルバムだってスピッツのベスト除けば、1000円以下で買えるものばかり(この年の1位が倉木麻衣ってのはちょっと懐かしさを感じる)。アジアからの環流からCDの売り上げを守るのに4年はいくら何でも長すぎるでしょ。
 http://homepage1.nifty.com/shislabo/

 HMVとかは環流防止措置期間として半年を主張しているようですが(http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0409/30/news067.html)、まあ妥当でしょう(もちろん本来なら”なし”ですが)。
 というわけで、これを読んだ人はぜひ意見を送ってください。下の文化庁のアドレスに詳しいことが書いてありますが、そこのメールアドレスから名前と職業と住所と電話番号(ちょっと不安に思うかもしれないけど、さすがに官庁なんでプライバシーの心配はいらないでしょう)と意見を書いて送ればいいです。意見は立派なのに越したことはないけど、「環流防止措置期間として4年は長すぎるので半年に」とか「音楽レコードの還流防止措置の運用そのものに反対」とかだけ書いて送るので十分だと思います。ぶっちゃけ内容より数だと思うんでよろしくお願いします。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2004/04092901.htm
 
 ちなみに、署名をはじめとする運動の成果もちょっとだけあって、輸入権が運用されるようになっても税関は比較的ちゃんと対応してくれるようです(実際にやってみないとわからないけど)。下の高橋健太郎氏のblog参照。
 http://blog.livedoor.jp/memorylab/archives/7493001.html