グレッグ・イーガン『万物理論』読了、The Great Depression

 昨日大雪だったんで、今日は掃除と洗濯に明け暮れた。そしたら夕方NHKで「新選組!」の山南が死ぬ回がやってて、ついつい見ちゃった。この前の日曜に総集編もやってたけど、総集編よりも今回のように1回を完全に見せてくれる方がほうがいいね。今日見て改めて思ったけど、三谷幸喜のドラマはある人物を中心としてそのまわりの人間を描くのがとってもうまい。今回も堺雅人ももちろん素晴らしいんだけど、鈴木砂羽の明里、そして藤原竜也の沖田や山本耕史の土方、そしてその他の全員もほんとよく描けてる。総集編よりも何回かを抜き出して再放送して欲しい。勘定方の河合が死ぬ回とか。

 年明ける前にグレッグ・イーガンの『万物理論』を読了。600ページ以上の大作ですが、やっぱ面白い。長編だと、イーガンの人物造形の弱さとかが多少足を引っ張るし、語り口の平板さというのもあるのですが、なんといっても科学とそれがもたらす未来に対する想像力が抜群。前半の生命工学を扱った「ジャンクDNA」の部分だけでも十分読む価値ある。さらに科学技術と人間の常識や道徳との衝突についての部分も非常に考えさせられます。生命倫理の問題なんかを考える人も、ぜひ読むといい本だと思う。
 グレッグ・イーガン『万物理論』

 あと、今日ネットで見つけたThe Great Depression。下のリンクのMUSIC&VIDEOでThe Sargasso Seaのビデオが見れるんだけど、けっこうよい。
 http://www.firerecords.com/fire.htm

 あと、サイドバーに今年のベストアルバムのコーナーつくりました。

晩ご飯はコロッケと大根サラダ