CANADA WET

 今日は、恵比寿のリキッドルームにCANADA WETっていうカナダのバンドが5つの出るイベント行ってきた。お目当てはなんといってもStars。3rdのSet Yourself On Fireがよすぎて、1st、2ndと買ったけど、2ndもよい。1stも悪くない。とにかく、The Delgadosが解散しちゃった今、”あの感じ”を引き継げる唯一のバンドのような気がします。
 5バンドも出るってことで、始まる前に近くの「どんどん」っていう丼モノ屋でネギトロサーモン丼を食べてGo。僕の整理番号29番とかでひょっとしてガラガラか?と思ったけど、かなり混んでた。たぶんチケット撒いたのと、東京近郊のカナダ人が大挙押しかけたからかな?(それぐらい外人さん多かった)

  • Metric

 昨日まで出ること知らなかったんだけど、急遽追加になったらしい。ヴォーカルが女性で他は男という構成で、ネットで試聴した時はディスコ風エレポップみたいな印象があった。でも、今日のライブではベースが効いてた。黒人の人のベースなんだけど、かなり力強い。曲自体はちょっと古くささもあったりなんだけど、演奏はパワフルで盛り上がった。この次のアルバムはちょっと注目したい。

  • Stars

 キター!って感じのStars。同じツインヴォーカルのThe Delgadosは、女性のエマが意外と目立ったけど、こっちは男のほうが目立つ。セットリストは2ndの1曲目から始まって、3rdの比較的ノリのよい曲中心。そして中盤で"One More Night"。やっぱいい、この曲。それで"Ageless Beauty"!個人的にはノリノリ。"Your EX-Lover Is Dead"とか"Celebration Guns"みたいなきれい系の曲はたらないのかな?って思ってたら、最後に"Calender Girl"。もう、♪January February March April May〜♪って、思わず歌っちゃうくらいよかった。時間短かったんで、次回はぜひ単独か、Broken Social Sceneとセットで来日を…。

 Amazonでアルバム注文してあるんだけど、このライブには間に合わなかった。このバンド、黒人の人がヴォーカルでいい声してるんだけど、今日目を奪われたのはキーボード担当の女性二人。二人とも美人でモデルみたい。他のメンバーが見た目的には冴えないだけすごく目立つ。特に一人はすらりとしたミニスカート姿でバンドメンバーっぽくない。ドラムとかがかなりボカスカ叩いて盛り上げていく中、一人すましてました。ライブ自体はやや一本調子の所もあるけど、ヴォーカルの声とかかなりよかったと思う。

 ベースとドラムの2人組バンド。ギターレスっていうのは聞いてたし、試聴もしたことあるんだけど、生で聴くと「こんなベースもあるんだ」って思う。ハードロックのリフをベースでやっているような感じ。で、さらに驚いたのはヴォーカルをとるのがドラム。叩きながら歌ってるの。しかもC-C-Bみたな軽いドラムじゃなくてけっこうハードなやつ。会場はかなり盛り上がってた。ただ、個人的にはもうちょっとドラムの変化も欲しいかも。うまいしかっこよいドラムなんだけど、歌いながらということもあって少し変化に欠けると思う。

 MetricとかStarsのメンバーも参加している大所帯バンド。ギター4本にベース2本とか、「多すぎじゃん?」とも思うんだけど、しっかりと厚みがあってうるさくない音になっている。ほんとに次々とメンバーが加わり、どの曲も大団円状態。アルバムを聴いてる感じだと、ちょっとひねたセンスが表に出てるんだけど、ライブだとそういったもの以上に、ストレートなグルーヴがある。特にドラムはけっこうひねったリズムもものすごく正確にこなす。目立つわけではないけど、かなりうまいと思う。そして、「やんないだろうな」って思っていた"anthems for a seventeen-year old girl"やってくれたのはうれしい!Metricのヴォーカルが歌ったんだけど、この曲はなんか好き。とっても楽しいライブだった。

 あと、全体として思ったのは「キョードーは仕切が早い」、バンドの間のセットチェンジがほとんど15分で終わってた。クリマンなら20分、スマッシュなら25分はかかるね(実際、去年のフジロック・アフターパーティーは25分近くかかってた)。