『16歳の合衆国』

 夜はDVDで『16歳の合衆国』を見た。知的障害を持つ恋人の弟を殺してしまった16歳の少年のお話。ナイーブすぎるといえばナイーブすぎて、主人公の少年に甘過ぎという気も残らなくはないけど、けっこういい映画。まあ、こういった少年犯罪を描いた映画だと『アメリカンヒストリーX』なんかをはじめとして、どうしても甘さが残る作品が多くて、『エレファント』なんかはそうした甘さを消すために犯人の少年をロクに描いてないのかな?という気もするけど、この映画は直球勝負。ナイーブに突っ走ってます。そういった中で役者とか脚本もなかなかなんだけど、特筆すべきは音楽。Sunny Day Real Estateのヴォーカルのジェレミー・エニックが手がける音楽がとにかく効いてる。別にすべての曲を彼が手がけているわけでもないし、歌っているわけでもないんだけど、ナーブすぎるストーリーにエモを感じさせる音楽がはまりまくり。エモ好きは必見の映画です。

晩ご飯は豚肉とピーマンとタマネギの味噌炒めと冷奴