00年代の前半にThe Strokesから始まった「The〜」ってバンドブーム。
ロックンロールリヴァイバルとか言われたりもしましたけど、その時から今もずっとアルバムを買い続け、そしてそこそこ満足し続けている唯一のバンドがこのデンマーク出身のバンドThe Raveonettes。
出てきた時はジザメリのコピーバンドみたいな感もありましたが、それだけじゃなくてとってもポップなメロディセンスのあるバンドだと思います。
今回のこの4thアルバムも、何か今までにはない新しいことをやっているわけではないんだけど、メロディは相変わらず好きだし、以前聴いたようなメロディも工夫して聴かせている。
個人的には、いきなり最初の"Bang!"の出だし、そして間奏の部分がツボ。ちょっとへなちょこっぽいんだけど、それがまたいいです。
3曲目の"Last Dance"もいいですし、4曲目の"Boys Who Rape (Should All Be Destroyed)”もタイトルは過激な感じですが、SHARINの甘いヴォーカルがステキな曲です。7曲目の"Suicide"も、初期の名曲"That Great Love Sound"を思い起こさせる感じでいいですね。
前作の「Lust Lust Lust」に比べても、The Raveonettesいい面が幅広く味わえるアルバムになっていると思います。
もう、大ブレイクとかはないでしょうけど、末永く活動してほしいバンドですね。
試聴はこちら↓
http://www.myspace.com/theraveonettes
In and Out of Control
The Raveonettes