The Dodos/Transformer

 アメリカはサンフランシスコ出身のギターのメリク・ロング (Meric Long) とドラムのローガン・クローバー (Logan Kroeber) の2人組バンドThe Dodosの5枚目のアルバム。
 個人的にThe Dodosは2ndアルバムの「Visiter」で「おおっ!」って思って、次の「Time To Die」がいまいちで、4thアルバムの「No Color 」はスルー。けど、今回たまたまYouTubeで視聴してみたら良かったんで買ってみました。
 

 最初に書いたようにThe Dodosは二人組のバンドで、特にゲストミュージシャンが入るわけでもないので基本的に音の数は少ないです。ただ、それを補って余りあるのがローガン・クローバーのドラム。繊細かつ迫力もあって、時には激しく、時にはベースラインを弾くように叩きます。
 このアルバムでも3曲目の"Confidence"の前半の「静」から、後半の「動」への展開は見事ですね。ドラムの力でガラッと曲を変えてみせます。そして続く"Stranger"でもドラムがアクセントになっていて、比較的シンプルなメロディを聴かせます。
 ただ、「Visiter」にあった「乱れ打ち!」といった感じはなく、その分エモさは薄れたような気もする。5曲目の"Relief"なんかもシンプルなギターが上手く響くいい曲ですけど、ややきれいにまとまりすぎている感もある。
 一方、ラストの"The Ocean"のギターとドラムの絡みの上手さはバンドのますますの成熟を感じさせるもので、勢いはなくなったかもしれませんが、別の形でこのバンドの味が深まったといえるかもしれません。



Carrier
Dodos
B00CY1Q70A