10年前に当時StarsやBroken Social Sceneなんかが在籍していたArts&Craftsから、「Underwater Cinematographer」というなかなかよいアルバムを出したカナダのバンドThe Most Serene Republic。
その後のアルバムがいまいちでその後の活動を追っていませんでしたが、去年の秋にアルバムを出していたことを知り、何曲か視聴してみたら良かったので購入。
音的には生楽器を使ったややオーガニック的なサウンドになったと思いますが、ところどころに出てくるキラキラ感なんかは相変わらずで、Arts&Crafts的でもあると思います。
3曲めの"Ontario Morning"は、ここぞというところでホーンを入れてくるわけなんですけど、このホーンの使い方なんかがBroken Social Sceneっぽい。好きだった人は是非聴いてみてください。つづく"Capitalist Waltz"も出だしはホーンで、これまたBroken Social Sceneですね。
個人的には、6曲目の"Failure of Anger"のバイオリンなんかを使った途中の部分が良いです。ちょっとHer Space Holidayを思い出しました。
あと、全体的に「Underwater Cinematographer」に比べると音が太くなっているというか、ちょっとラフっぽいところがアクセントになっていると思います。
メロディとしては「Underwater Cinematographer」の収録曲のほうが良かったと思いますが、音の作り方としてはこの「Mediac」のほうがいいんじゃないでしょうか。
ただ、なぜかAmazonではCDの取り扱いがないです…。というわけで配信でどうぞ。