カナダの女性2人、男性3人編成のバンド、Alvvaysの2ndアルバム。この表記でオールウェイズと読ませます。
2014年の1stはなかなかよかったのですが、なんとなく「1stが最高傑作になるバンドなのかな」と思い、去年発売の2ndをスルーしていたわけですが、聴いてみたらこれもなかなかよいですね。アルバムトータルでいえば1stよりもいいと思います。
ローファイなポップバンドという音なのですが、ローファイの割には女性ボーカルMolly Rankinの声が伸びやかで、時に力強くさえあるのがこのバンドの特徴。
1曲目の"In Undertow"と2曲目の"Dreams Tonite"は、キラキラ感のある音に叙情性を感じさせるMollyのボーカルと、1stの路線を継承しながらAlvvaysならではの楽曲をつくり出しています。
その後もなかなかいい曲が続くのですが、このアルバムがいいのは後半ですね。7曲目の"Lollipop (Ode To Jim)"はキラキラ巻だけではなく、今までにはなかった疾走感のある曲です。
そして、一番良いのがラストの"Forget About Life"。ほとんどアカペラのような歌い出しから始まり、途中からキラキラしたギターとシンセが入って盛り上がっていく展開。今までにないスケール感があって、Alvvaysの曲の中でも一番じゃないでしょうか。
Antisocialites
Alvvays