London Grammar / Californian Soil

 イギリスのバンドLondon Grammarのおそらく3rdアルバム。1stの「If You Wait」(2014)は聴いていたけど、前作は聴いていなかったので、ちゃんと聴くのはやや久々です。

 London Grammarは女性ボーカルに男性2人というバンドで、女性ボーカルのHannah Reidのやや陰りを帯びたような歌声が特徴なのですが、その声も含めて、基本的には1stの路線が続いている感じです。

 

 曲調もドラマチックに盛り上げていく感じなんですけど、それがうまくいっているのが3曲目の"Lose Your Head"。Hannahのボーカルと曲調が双方ともややダークな感じでマッチしていて、それが曲にドラマチックさを与えています。

 また、Hannahのボーカルの伸びを上手く生かしているのが次の"Lord It's A Feeling"。つづく"How Does It Feel"はLondon Grammarにしては、ややアップテンポの曲ですが、ここでもHannahの声質がうまいアクセントになっていると思います。この3曲の並ぶの部分はいいですね。

 

 ただ、アルバム全体を通して聴くと、やや一本調子なところもある。このあたりは少し似たテイストのFlorence and the Machineあたりを思い起こさせます。

 ただ、個人的には1stの「If You Wait」よりも良いのではないかと思います。

 


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