安倍晋三への不安は的中?

 昨日の読売の朝刊に載ってた次の記事
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060813i401.htm

安倍氏、首相直属の「教育改革推進会議」設置を公約へ

 安倍官房長官は、9月の自民党総裁選の公約で、首相官邸主導で子どもの学力向上などを図るため、首相直属の「教育改革推進会議」(仮称)の設置を打ち出す意向を固めた。

 教育改革を国家戦略の最優先課題の一つと位置づける。先の通常国会で継続審議となった教育基本法改正案を秋の臨時国会で成立させることも公約に盛り込む方針だ。

 教育改革推進会議は、教育行政の重要事項を事実上決めている文部科学相の諮問機関「中央教育審議会」の上位に位置づける方針で、より迅速な改革の実現を目指す。具体的なメンバーなどは今後、検討する。小泉内閣が経済財政構造改革の司令塔とした「経済財政諮問会議」を参考に、首相を議長とし、文科相ら関係閣僚と有識者で構成する案も浮上している。

 安倍氏は教育改革の具体的な課題として、〈1〉学力の向上〈2〉教員の質の確保〈3〉学校評価制度の導入――などを掲げる考えだ。

 というような感じで、方向性としては特に間違っているとは思わないんだけど、政策に弱く、小泉改革の緩和も期待される安倍晋三が、その政治目標を治安や教育に向けちゃうってのは危惧した通り。
 まあ、教育基本法の改正がとりあえずの目標になるんだろうけど、そんな大きなことであーだこーだ大激論するより、大学の定員制とか各科目での内容の重複の解消とか、僕のやっている社会科だと科目としての「地理」のあり方だとか、そういった細かい部分を考えてほしい。
 だいたい「自虐教育」とかなんとか行っている人は、高校では日本史は必修じゃなくて世界史のみが必修になっている現状とか知ってるのかね?