2004年に「ROCKY DENNIS EP」と「MAPLE LEAVES」という２枚の傑作EPを世に送り出したスウェーデン出身のシンガーソングライターJens Lekman。
その後出したアルバム「When I Said I Wanted To Be Your Dog」は、なぜか上記EPの曲が入っていなくいまいちで、その後にEPの曲を入れたベスト盤的なアルバム「Oh You're So Silent Jens」は、曲はいいものの、ややまとまりに欠けるという内容だったのですが、今回の「Night Falls Over Kortedala」は曲もなかなかいいし、なによりもサウンドプロダクションが非常によいです。
ジャンル的にはフォークと言えるのかもしれませんが、最近流行のフリーフォークみたいのとはちょっと違って、クラシック的なスケール感でもってサウンドを組み立てているのがこのJens Lekmanの特徴。
威風堂々といった感じの"And I Remember Every Kiss"にはじまり、ピアノや鉄琴を優しく使いながらインパクトの強いホーンを響かせる"A Postcard To Nina"、ストリングスのスケール感とポップス的な楽しさが同居した"Your Arms Around Me"、ややR&Bっぽい曲調を、R&Bっぽくないサウンドで表現してみせた"Kanske Ar Jag Kar I Dig"など、とにかくサウンドプロダクションが素晴らしい！
声はちょっと好き嫌いが別れるかもしれませんが、Sufjan Stevensなんかにも通じる魅力があると思うし、個人的にはSufjan Stevensよりも好きですね。
試聴はこちら↓（どうやらファンがかってにつくったページみたいだけど…）
http://www.myspace.com/thesongsofjens
Night Falls Over Kortedala
Jens Lekman 
