最初はNiggerというタイトル予定していたらしいですが、いろいろあってUntitledになったというアルバム。
オープニングの"Queens Get The Money"はひんやりとしたピアノが耳に残るトラックで、全体的に少しオルタナっぽい雰囲気をたたえたようなトラックが多いです。
特に5曲目の"Hero"〜"America"の流れは非常にかっこ良く、ロック好きとかもカッコイイと思えるようなトラックになっているのではないでしょうか。
そして、歌詞がないのでちゃんとは理解できないのですが、注目すべきトラックがラストの"Black President"。
タイトルからもわかるようにバラク・オバマをプッシュした曲で、明確にオバマへの支持が打ち出されています。何しろコーラスが「Yes We Can Change The World」ですし、ラストは「バラク・オバマ！」の叫びと歓声。ほんとに真正面から大統領選にコミットする姿勢を見せています。
いまいち印象が薄かったJay-Zの新作なんかに比べると、断然こっちがいいですね。
