とりあえず紅白歌合戦の振り返りから

 いよいよ2010年が始まったわけですが、2009年の紅白を総括しないと、10年代を迎えるわけにもいかないだろうってことで、去年の紅白を振り返ってみる。


 まず、第1部は例年通りごちゃごちゃし過ぎ。
 EXILEとか増殖した上に、バックダンサーと服同じだからどこまでEXILEかわかんないし、AKB48もさすがに「仕分け」が必要ではないかと。蓮舫に「72人もステージに乗る必要があるんですか!?」って言われちゃう。
 NYC boysは「子ども紅白」でいいでしょ。それにしても大橋のぞみはどんどんでっかくなってるね。
 GIRL NEXT DOORが出場を辞退しないのは世界七不思議の一つだけど、次のジェロはよかった!去年よりよかった感じで第1部では一番うまかった!あと、レミオロメン。音程的にはヘタなんだけど、あのエモさは好きです。
 天童よしみはあんな歌を歌っているようではダメ。森進一は少し顔が恐いのではないかと…。

 というわけで第1部は採点不能という感じでもあるけど、まあジェロ効果で白優勢かな。


 で、第2部。
 きましたね、スーザン・ボイル!さすがの迫力!そしてちょっと暗めの歌詞がナイス!キムタクの英語も華麗にスルーだし。
 で、このあとは誰が歌っても罰ゲームだったんだけど、見事その大役を果たしたのが遊助。下手っぴを捨て駒として使う戦略は賢いと思います。で、期待通りのオートチューンと多重録音に頼ったへぼ歌。遊助、君はりっぱにその任務を果たしたよ!


 でも、スーザン・ボイル効果はこのあともつづき、平原綾香も力み過ぎ
 そんな流れを落着かせたのがTOKIOではなかったかと。例年ほど力みすぎてなくて、けっこうよかった。
 東方神起もあれだけ歌うまいと、顔で完敗のゴスペラーズとか出れなくなっちゃうよな…。
 中島美嘉はここ数年ずっと押してて、今年もなかなかだったけど、あんなコーラスずっとかぶせる必要ないでしょ。もっと勝負すべき!
 ゆずは北川悠仁じゃないほうがメインの歌希望。北川が歌唱偏差値50台後半だとしたらもう一方は60台後半くらいある。
 布施明はさいごだったら「シクラメンの香り」歌ってほしかった…。
 小林幸子は久々にヒット!「衣装」という概念を捨て去ったことが今回の成功につながったんだと思う。仏像だよね、あれ。
 福山雅治は自分の才能というものをよくわかっているところが凄いと思うんだな。


 で、嵐。
 「政権交代」、来たと思います。
 今回のステージはSMAPよりも輝いていたと言っていいでしょう。
 もちろん、個々の存在感では完全に上回っているわけではないけど、全体としての勢いは上な気がするし、松潤とか二宮はもはや個人としても今のSMAPを超えてるんじゃないかな?
 なみに、僕はここ2年くらいニノ押しです。


 ここで矢沢永吉。さすがの存在感!
 歌詞間違っててもまったくオッケーな感じだよね。
 氷川きよしもなかなかよくて、そして石川さゆり様!やはり今年も聞かせくれたけど、流れ的に「津軽海峡冬景色」は少しちがったかな?
 綾香は熱唱だったけど、個人的には「三日月」希望。SMAPはいいんだけど、「世界に一つだけの花」はいらなかったかも。
 で、紅組トリのドリカム。ここ数年では一番よかったかな。曲は「何度でも」とかのほうが好きなんだけど。サブちゃんは例年通り。


 という感じの紅白。
 番組としては悪くなかったけど、歌合戦としてはスペシャルゲストをどう厚かっていいか悩む。NHKも審査に入るのかきちんとアナウンスしないと。
 で、迷うとこだけど、僕個人の採点としては今回は紅組。
 トリ3つの出来が白よりもよかったと思う。


 けど、今の審査方法だと白組になっちゃいますね。
 今までのSMAP氷川きよしのファンに嵐のファンまで加わっているんだもん。
 というわけで、次回に関しては審査方法の変更を強く要望したい!
 もっと審査員の票が重くなるようにしなきゃダメだ。