The Pipettes/Earth Vs The Pipettes

 The Pipettesの4年ぶりのセカンドアルバム、ということにはなりますが、フロントの3人のうち二人いなくなって、今回は女性デュオ状態。二人が抜けたあとにまた二人加入したってニュースを耳にしたことがあるんだけど、あとの一人はどこ行ったんだろ?
 

 で、それに伴いなのかはよくわからないけど、音楽的には60年代風から70年代を飛ばして80年代へとワープ。しかも、ポストパンクとかそういうものではなくて、80年代の王道的なポップス。
 全体的にダサい音ではあるのですが、メロディがいいせいか、それとも細かいアレンジが効いているせいか飽きずに気持ちよく聞けます。ジャケなどからは救いがたいようなダサさが漂っているのですが、さすが前作で60年代のガールズ・ポップをうまく料理してみせただけあって、今作も企画もののようでありながら、それよりも一段上のレベルのクオリティです。
 音は変わったけど、キラキラ感が引き続きあるのがいいですね。
 ただ、前作の"Pull Shapes"程のインパクトのある曲はないです。


 試聴はこちら↓
 http://www.myspace.com/thepipettes


Earth Vs. the Pipettes
Pipettes
B003XRZZE8