アメリカ・フィラデルフィア出身のインディーロックバンド・The War on Drugsの3rdアルバム。The War on Drugsは今まできちんと聴いたことがなかったのですが、評判いいので聴いてみました。
個人的に似ていると思ったのはDestroyer。
最近のインディーバンドにしても珍しく6分を超える長尺の曲も多く、10曲中半分の5曲が6分超え。ただ、次々と変化していくプログレ的な展開ではなくて、比較的シンプルで軽快な進行の中、いろいろな楽器でアクセントがついていく感じ。
このあたりの感じが非常にDestroyerに近い。Destroyerはもうちょっとひねった感じがあるんですけど(ボーカルの声なんかも含めて)、とにかく軽快な曲にさまざまなアクセントを乗っけていく上手さは共通しています。
1曲目の"Under The Pressure"や2曲目の"Red Eyes"あたりは、そういった感じいい曲ですし、4曲目の"An Ocean In Between The Waves"の後半のギターも素晴らしいですね。
他にも6曲目の"Eyes To The Wind"の力強い感じからのラストの広がりもいいですし、静かな始まりからゆっくりと盛り上がっていくラストの"In Reverse"も良い感じ。全体的に隙のないアルバムだと思います。
ただ、やはりDestroyerの「Destroyer's Rubies」ほうがインパクトはありましたかね。
Lost in the Dream
War on Drugs
Destroyer's Rubies
Destroyer