Whitneyはアメリカ・シカゴ出身のバンドで、Max Kakacek、Julian Ehrlich、Josiah Marshall、Will Miller、Malcolm Brown、Print Chouteau、Charles Glandersの7人組。
レーベルはSecretly Canadianでいかにもインディー色の強いバンドです。
まず特徴はやや甲高い男性ボーカル。ネットでRhyeを思い起こさせるという感想も目にしましたが、そこまでではないにしろこの声の高さはやや好き嫌いがわかれるかもしれません。
音としてはローファイでややサイケデリックな感じもある、インディー色の強いものなのですけど、特筆すべきはトランペットの使い方のうまさ。曲の間、ずっと入っているわけではないのですが、非常に良いアクセントになっている。
1曲目の"No Woman"も、まあ良いメロディーの曲なのですが、それ以上に印象に残るのが後半のトランペット。また、8曲目の"Red Moon"のようなトランペット中心のインスト曲もあります。
このトランペットを使ったサウンドプロダクションの良さがこの売りでしょう。9曲目の"Polly"なんかも、メロディーを取り出せばありがちなインディー・ロックの曲かもしれませんが、トランペットを使って迫力や余韻を出している。ぐっと聴かせる感じに仕上がっています。
非常にセンスのあるバンドだと思います。
Light Upon the Lake
Whitney