Stars/There Is No Love In Fluorescent Light

 Stars、9枚目のアルバム。前作の「No One Is Lost」が2014年なので3年ぶりになりますね。
 ちなみにリリースはバンドの公式からのメールで知ったのですが、Amazonで確認してみたらMP3バージョンが10円。基本的にStarsのアルバムはすべてCDで買っていたのですが、さすがに10円なら…ということでMP3で購入しています(一応、このエントリーを書く前に確認してみましたがやっぱり10円でした)。


 中身はというと、1曲目の"Privilege"のAmyがメインでボーカルとるややゆっくりとしたテンポの曲でメロディと歌声の美しさがあり、2曲目の"Fluorescent Light"はTorquilのボーカルから始まり、途中からAmyのボーカルも絡んでくるテンポの良い曲。どちらもStarsらしいエレポップです。
 というわけで、今回のアルバムは「とてもStarsらしい」アルバム。特に目新しいことはまったくないんですが、Starsファンであれば、安心して聴けるような内容になっています。


 やや新しい展開としては、ピアノ中心のサウンドのかなりしっとりしたバラードである8曲目の"The Gift Of Love"、Torquilのボーカルでややダークな感じで進行する10曲目の"The Maze"あたりですかね。
 あと、今までにあったような曲ですが、ラストの"Wanderers"のストリングスの使い方とかはいいです。
 ここ最近の作品との比較だと、「The North」よりもいいけど「No One Is Lost」よりもやや落ちる感じでしょうか。
 ただ、Starsの世界はまったく崩れていないので今までのStarsが好きなら楽しめると思います。



There Is No Love in Flourescent Light
Stars
B074XLZDV2