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 Syrup16g/delaidback

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Syrup16gのアルバムは今までライブなどで演奏されていなかったもののCD化されていなかった楽曲を集めたもの。古い曲では20年近く前の曲もあるようです。 自分はシロップのライブに1回しか行ったことがないので(ベストアルバムの「動脈」、「静脈」が出たこ…

 Sufjan Stevens, Bryce Dessner, Nico Muhly & James McAlister/Planetarium

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スフィアン・スティーブンスにThe Nationalのブライス・デスナー、作曲家として知られるニコ・ミューリー、スフィアン・スティーブンス作品にも参加するドラマー、ジェームス・マカリスターによるコラボレーション・アルバム。 70分を超えるアルバムで、比較…

 Stars/There Is No Love In Fluorescent Light

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Stars、9枚目のアルバム。前作の「No One Is Lost」が2014年なので3年ぶりになりますね。 ちなみにリリースはバンドの公式からのメールで知ったのですが、Amazonで確認してみたらMP3バージョンが10円。基本的にStarsのアルバムはすべてCDで買っていたのです…

 Loney Dear/Loney Dear

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00年代で3本の指に入るアーティストくらいに評価しているるスウェーデンのEmil SvanängenのプロジェクトLoney Dearの久々のアルバム。前作の「Hall Music」が2011年なので6年ぶりですね。 今回のアルバム、1曲目の"Pun"も2曲目の"Humbug"もメロディ的には今…

 The National/Sleep Well Beast

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The Nationalの7枚目のアルバム。The Nationalは3枚目の「Alligator」から聴いていますが、今までの彼らの総決算的な作品でもあり、10年代の新しいロックを切り拓く傑作。 まず、とりあえず2曲目の"Day I Die"を聴いてほしいわけですが、複雑なドラムの鋭い…

 ふくろうず/びゅーてぃふる

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偏愛の対象であるふくろうずのニューアルバム。 今回のタイトル「びゅーてぃふる」もOKとは思えないけど、前作の「だって、あたしたちエバーグリーン」よりは恥ずかしくないと思う。 そして、今回のアルバムが今までと違う点は1曲目、2曲目にそれぞれシン…

 The Raveonettes/2016 Automized

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The Raveonettesの8枚目のアルバム。The Raveonettesは2003年にデビューしたデンマーク出身の男女二人組ですが、息が長い。個人的にこれだけ長期間アルバムを買い続けているバンドはあんまりないですね(RadioheadとかTravisくらいか?)。 これは彼らの音楽…

 Oh Wonder/Ultralife

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Oh Wonderはイギリスの男女デュオでこれが2ndアルバム。今作で初めて知りましたが、男女デュオ好きとしてはこれは素直にいいかんじだと思います。 男女デュオというだけで変化が出るしポップさも倍増だと思うんですけど、なぜか日本だとあんまり流行らないで…

 橋本絵莉子波多野裕文/橋本絵莉子波多野裕文

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チャットモンチーの橋本絵莉子とPeople In The Boxの波多野裕文によるデュオ。橋下絵莉子が「自分以外の人の作った曲を歌いたい」という思いからスタートした企画のようです。 基本的に橋本絵莉子の歌詞に波多野裕文が曲をつけるという形で楽曲は作成されて…

 Regina Spektor/Remember Us To Life

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ソ連(ロシア)出身で、現在はアメリカで活動しているシンガーソングライターRegina Spektorの6枚目のアルバムになるのかな? 前作の「What We Saw from the Cheap Seats」が2012年発売なので久々のアルバムですが、相変わらずRegina Spektorならではの曲が…

 Ásgeir/Afterglow

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アイスランド出身のシンガーソングライターの2ndアルバム。ちなみに「アウスゲイル」と読みます。 前作は全体的に落ち着いた歌声とダークな世界観、そしてSigur Rosを思いおこさせるような浮遊感のようなものが魅力だったわけですが、そういった浮遊感のよう…

 Low Roar/Once In A Long, Long While...

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Low Roarはアイスランド出身の二人組ユニットでこれが3rdアルバム。以前なら1stか2ndの時点で見つけられていたんでしょうが、ずいぶんアンテナが鈍っているせいもあって、この3rdアルバムでようやく捕捉できた感じです。 アイスランドといえば、何と言っても…

 Kendrick Lamar/DAMN

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先月に緊急リリースされたKendrick Lamarの4枚目のアルバム。 緊急リリースながら、ゲストとしてリアーナとU2という超大物がクレジットされており、さすがという豪華さなのですが、個人的にはリアーナをゲストに迎えた6曲目の"LOYALTY"もU2の音源が使われて…

 Vagabon/Infinite Worlds

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カメルーン生まれでニューヨークを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサーLaetitia Tamkoを中心とするバンドVagabonのデビューアルバム。 カメルーン生まれというプロフィールを聞くと、アフリカ的なリズムをとり入れたエスニック色…

 Ed Sheeran/Divide

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相当売れているらしいですが、それも納得の出来。 個人的にはEd Sheeranに注目したのは前作の冒頭の曲"One"を聴いてからで、まずはその歌声に惹かれたわけですが、今回はその歌声で近年のポピュラーソングのツボを押さえていくようなスタイルで、アーティス…

 Jens Lekman/Life Will See You Now

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スウェーデン出身のシンガーソングライター、Jens Lekmanの4枚目のアルバム。前前作が2007年、前作が2012年なのでここ最近は5年毎にアルバムを出してます。 Jens Lekmanといえば、デビュー当時の"Rocky Dennis' Farewell Song"における、優しい歌声とメロデ…

 Black Kids/ROOKIE

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Black Kids9年ぶりのアルバム! 前作「Partie Traumatic」収録の"I'm Not Gonna Teach Your Boyfriend How To Dance With You"は00年代のポップの金字塔とも言える素晴らしい曲で、その後の展開を期待していたのですが、アルバムを待つこと9年。ようやく次…

 Sohn/Rennen

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ロンドン出身、現在はオーストリアを中心に活動をしているアーティストSOHN(ソン)の2ndアルバム。 前作はけっこう「今っぽい」音を感じましたが、今作は逆にEDMなど外向的なエレクトロニカが流行った中で、逆に内向的なエレクトロニカを提示してきた感じ(…

 Bat For Lashes/The Bride

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Bat For LashesことNatasha Khanはパキスタン人を父に持つイギリスの女性アーティスト。聴いた時は若手かとも思いましたが、1979年生まれでこのアルバムが4枚目とけっこうキャリアのあるアーティストです。 全然知りませんでしたけど、Radioheadのオープニン…

 2016年ベストアルバム

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5枚しか選べなかった去年に比べると、当たりのアルバムを引き当てることができた1年。ただ、相変わらず聞いている枚数はしょぼいので、10枚は選べず、今年は8枚で行きたいと思います。 1位 Michael Kiwanuka/Love & HateLove & HateMichael Kiwanuka Intersc…

 Common/Black America Again

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Common11枚目のアルバム。ラッパーの中では理知的な印象を受けるCommonですが、今作も警察官による黒人の射殺事件などを受け、タイトルには「Black America Again」というストレートな言葉を持ってきていますが、アルバム全体から受ける印象は落ち着いたもの…

 Syrup16g/darc

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8曲入り37分という短めの1枚ですがアルバム扱いのようなので、Syrup16gにとって9枚目のアルバムになると思います。 「「COPY」を今、作ろう」という気持ちで制作されたということで、音は比較的ザラザラとしていて確かに初期のシロップを思い起こさせる感じ…

 The Head and the Heart/Signs of Light

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The Head and the Heartはアメリカ・シアトル出身の6人組。Sub Popからデビューしてアルバムを2枚だし、この3枚目のアルバムはメジャーに移籍しての初アルバムになります。 いかにもアメリカのインディーバントという感じの音で、メロディもボーカルの声とか…

 宇多田ヒカル/Fantôme

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エヴァに喩えて言うならば、「アスカのように鮮烈な印象でデビューした宇多田ヒカルが、いつの間にかミサトさんも飛び越えて碇ユイになっていた」という感じ。 先行シングルの"花束を君に"などからも、今回のアルバムが母・藤圭子の死に強い影響を受けたもの…

 Michael Kiwanuka/Love & Hate

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読みはマイケル・キワヌーカまたはマイケル・キワヌカ。ウガンダにルーツを持つイギリスのソウル・シンガーになります。 前作も話題になっていましたし、このセカンドアルバムではUKチャートのNo.1にもなったらしいですが、恥ずかしながら今作で初めて知りま…

 Slow Club/One Day All Of This Won't Matter Anymore

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2010年代において個人的にもっとも期待しているアーティストSlow Clubの4枚目。 2011年の2ndアルバム「Paradise」では、ちょっと変わったリズムや不協和音的な音も取り入れつつ素晴らしいポップスを、2014年の3rdアルバム「Complete Surrender」では、オール…

 スピッツ/醒めない

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前作「小さな生き物」が大傑作だったスピッツの約3年ぶりのフルアルバム。 全体を通して聴いた印象は、昔のスピッツ、それこそ『ハチミツ』でブレイクする前を思わせます(特に12曲目の"ブチ"とか)。メロディを活かす比較的シンプルなアレンジで、「気負い…

 ふくろうず/だって、あたしたちエバーグリーン

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ふくろうず、レーベル移籍後の第一弾アルバム。ミニアルバムをたくさん出しているので、何枚目と言いにくいのですが、フルアルバムだと3枚目になります。 全体としての印象はやや「サブカルっぽさ」が薄れて、けっこうまっとうなポップソング、ラブソングが…

 Radiohead/A Moon Shaped Pool

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Radiohead、「The King Of Limbs」以来の9枚目のアルバム。 先行して発表されたアルバム冒頭の"Burn The Witch"が、不協和音的なバイオリンが鳴り響くかなり派手目の曲だったので、久々に派手な感じで来るのかと思いましたが、アルバム全体を通して聞くと、…

 Whitney/Light Upon the Lake

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Whitneyはアメリカ・シカゴ出身のバンドで、Max Kakacek、Julian Ehrlich、Josiah Marshall、Will Miller、Malcolm Brown、Print Chouteau、Charles Glandersの7人組。 レーベルはSecretly Canadianでいかにもインディー色の強いバンドです。 まず特徴はやや…